2016年1月9日土曜日

連休中は感染症に気を付けて下さい

 感染症予防の基本中の基本は手洗いです。机、水道栓、ドアノブ、エレベーターボタン、吊革などに付着した病原体が、手を介して口、目、鼻などの粘膜から体内に入り、感染します。石鹸によるこまめな手洗いが、感染の機会を少なくします。
 
 また、うがいは日本独特の感染予防の生活習慣です。この効果については、うがいをした場合の発症確率はうがいをしない場合に比べて40%低下するとした報告があります。
 
 次に室内の環境で注意することは、湿度と換気です。
インフルエンザウイルスは乾燥した空気を好みますから、部屋のなかの湿度管理とこまめな換気を忘れずに行ないましょう。インフルエンザにかかった人がくしゃみをした後には、空気中に長時間ウイルスが残っているため、換気によりウイルスを少なくします。ノロウイルスによる感染性胃腸炎で嘔吐した場合も、空気中にウイルスがまき散らされるため、換気が重要です。ぬれタオルを室内につるしておくことで湿度をあげることができます。加湿器を使う場合は、清掃・掃除をこまめにして、カビや雑菌が繁殖しないように注意しましょう。
 
 最後になりますが、バランスの良い食事が免疫の力を高めますので、しっかりと食事を摂るようにしましょう。